《計画無痛分娩で出産》無痛分娩と計画無痛分娩の違いって?メリットとデメリット、費用について

子育てコラム
 

こんにちは!かにざママです。

今日は無痛分娩についてのお話をしたいと思います。


私は息子を「計画無痛分娩」という方法で出産しました。

 

一口に無痛分娩と言っても、本当にさまざま。

・陣痛がある程度来て、子宮口が開いてから無痛分娩の麻酔を入れてくれるところ

・陣痛促進剤とともに痛みなく最初から麻酔を入れてくれるところ

・計画無痛分娩ができるところ or 計画無痛分娩しかできないところ

・総合病院など、麻酔科の先生がいる時のみ可能なところ(午前中~夕方までなど)

 

と、同じ「無痛分娩」でも対応が病院によって異なります。

 

 

出産するまで、同じ分娩方法でもそんな違いがあるなんて、30過ぎても知らなかった…。

これから産院選びをする!という方は、実際に無痛分娩を謳っている病院でも、そのあたりはぜひ最初に調べておかれると良いかと思います。

 

計画無痛分娩と無痛分娩の違いとは?

 

私がお産をした産院では
・計画無痛分娩(臨月になってから日程決め)
・無痛分娩(陣痛が来てから)

と選ぶことができました。

ちなみにこの計画無痛分娩でも違いがあり、出産が間近になってから日程を決めるところと、初めから日程を決めるところがあるようです。

私は最初、陣痛が来てからの無痛分娩を希望していました。

・・・が!予定日直前になっても兆候が見られなかった為、夫婦で話し合って計画無痛分娩をすることに。

 

39週の健診時に先生にその旨を伝え、子宮口の状態や赤ちゃんの状態を見て、日程を決めてくれました。
もともとの出産予定日となりましたが、いきなり5日後に分娩になり、ビビる私。

(ちなみにこのとき赤ちゃんは降りてきているものの、子宮口は開いていなかった)

紆余曲折あり、誘発に丸一日かかり、次の日に持ち越し予定日の一日遅れで息子は生まれてきました。

計画無痛分娩の流れ 入院~出産まで

 

入院した日はたまたま祝日でした。コロナ禍で立ち会いも面会も不可。一人でお産を乗り越えなければなりません。

夫も一緒に送迎車に乗って、産院の前で別れることができたのが心強かったです!

 

入院は予定日の前日です。前日には前処置を行います。

流れは以下のような感じでした。

14時 入院
15時 子宮口の開き確認
    NST(赤ちゃんの状態確認)
         バルーン処置
17時 夕食(ここから絶食)
20時 NST
 

私としては、バルーン処置がなかなか辛かったです。

15時の段階で子宮口は0cm。(絶望)

入れるときは、不妊治療の時に行った《卵管造影検査》レベルでそこまで痛くはなかったのですが、違和感からだんだん圧迫されていく痛みに変わり、深夜には前駆陣痛も加わってそこそこの痛み。

計ったら10分間隔で、陣痛が始まったのかな?と思うくらいでした。

全て終わってふり返ってみても、あの痛みに耐えた夜が一番辛かったかも。。


そして、痛みに夜通し一人で耐えてから翌朝、陣痛促進剤と共に麻酔を行いました。

産院では、深夜に麻酔を打つこともできたのですが…

翌朝いらっしゃる麻酔科の先生の方が断然麻酔の入れ方が上手
という話を聞いて、耐えました(笑)

 

以下、簡単な出産レポートです。

6時   NST
9時   色々な管を繋がれる
      麻酔、陣痛促進剤を入れてもらう(痛みは無!)
12時   バルーンが抜け、
    子宮口は4~5cm(痛みは無!)
14時 子宮口6cm(痛みは無!)
18時 子宮口7cmでお産進まず、
    翌日に仕切り直し…
19時 夕食
21時 NST 
0時   抗生剤の点滴 就寝(よく眠る)

6時     起床
9時  分娩室へ
      子宮口5cmから仕切り直し
11時   人工破水・子宮を広げる?注射
    痛みも感覚もなし。
13時 子宮口8cm
→助産師さんがバタバタし始め赤ちゃんが苦しそうとのこと。酸素マスクを付けさせられる。やっと少し痛みがでてきたと思ったらあっという間にどんどん痛くなる。赤ちゃんがどこかにハマってしまったらしく吸引分娩へ。
14時 吸引され、あれよあれよと言う間に、2回ぐらいいきんだら出産!
→会陰切開されており縫合手術。痛みはなし。
 

結局、このような流れで次の日に持ち越しに。

麻酔を打ってからは本当に無痛!!総じて無痛分娩、神!!でした。
最終的には痛かったのと、縫合後、後陣痛は痛みはありますが
縫合されている間も痛みはなし。無痛は神でした。

そしておそらく吸引分娩して器具を入れたときに会陰切開したと思うのですが、、器具の圧迫感だけを感じ、切開したという感覚はまるでありませんでした。

 

計画無痛分娩のメリット・デメリットは?

 

計画無痛分娩にして一番後悔していることは、私の場合、その日だけでは子宮口も開ききらず赤ちゃんも降りてこず、仕切り直しになったことです。

赤ちゃんのタイミングではなかったのではないか…
自分勝手に決めてしまったのではないか…と、かなりへこみました。
また、最終的に赤ちゃんの心拍も落ちて、吸引分娩になってしまったのも気がかりでした。

 

ただ、最後の健診では2900g程度だったのに、実際に産んでみたらまさかの3500g超え。ビッグベビーだったこともあり、このタイミングで良かったなと思ったのも事実です。

 

まとめると、私が感じた計画無痛分娩のメリット・デメリットは

日程が決められ、色々な準備ができる・心に余裕を持てる
(立ち会い出産が可能となった場合)旦那さんのお休みが決められる
あたふたせずに、入院できる
赤ちゃんに早く会える!
 
赤ちゃんのペースで降りてこられないので、
吸引分娩や緊急帝王切開になることがある
費用面(前処置代など。)
バルーン処置が想像より辛い
 

気になる費用は?

 

私がお産をした病院では、無痛分娩の費用15万円に加えて、計画無痛分娩(誘発分娩)の費用として+4万円、さらに1日多く入院することになったので、+1万5千円かかりました。

普通分娩の費用もかかっているので、トータルで80万円程度。

ここから出産育児一時金42万円が引かれます。

ちなみに、緊急で帝王切開になった場合は+10万円でした。(保険適用されますが)

 

いやー、高い。けど調べたら総合病院の個室はもっと高かったので、安い方かな?と思います。

ちなみに、計画無痛分娩を検討されている方にとっておすすめの保険がありますので、それについてはまた別記事で紹介します。

 

まとめ(個人的な感想)

 

コロナ禍で立ち会い出産もできなかったので、特に日程を決める必要がなければ陣痛を待ってからでもいいのかな…と、出産を終えてみて感じました。
もし次があるとしたら、陣痛を待ってからの無痛分娩を希望すると思います。
そんなこと言ったら息子に怒られそうですが(笑)

でも、赤ちゃんのタイミングで降りてこられなかったのではないかとヘコんでいた時に、「お母さんが決めてくれた誕生日、とっても素敵だと思うよ!」と友人が声を掛けてくれたことが、私の心をスッと軽くしてくれました。

 

結局は、どんなお産でも、立派なお産!

 

計画無痛か無痛か選べて、
どちらにしようか考えている方は参考までに…☆

 

とにかく無痛分娩は最高でした!